ドイツ旅行記2日目

Guten Tag

2日目はネルトリンゲンとローデンブルクへ向かいます。

その前に朝食を。ホテルの朝食はバイキング形式で、ソーセージ(ドイツ語でヴルストといいます)やプレッツェル、チーズやハムなんかが並んでいました。プレッツェルは塩気がきいてて美味しかった~!もりもり食べたら駅へ向かいます!

 が…また迷子に。

あれ、ミュンヘン中央駅ってどこ…?仕方ないので、近くの駅から行けるルートを駅員さんに教えてもらうことに。インフォメーションで聞けば乗り換えルートが書かれた紙を印刷して渡してもらえます。便利!ありがたい!

その紙を見てみたんですが、あれ、ミュンヘン中央駅から乗るルートが印刷されてる…?電子掲示板で列車の品番と時間を確認してみると、紙に書かれているのと同じもの。あ、ここがミュンヘン中央駅なんですか?

駅の看板にはミュンヘンではなく、Hauptbahnhof としか書かれていなかったので分からなかったよ…(ドイツ語で中央駅という意味らしいです。分かりにくい…)

 無事に列車に乗れたので、乗り換え案内に従ってまずはネルトリンゲンを目指します。

 

ここでドイツの鉄道事情について少々。

ドイツの駅には改札がありません。そうなるとキセルし放題になってしまうので、車内で車掌さんに切符を見せなければなりません。ローカル線だとあんまり検札されなかったんですけど、高速列車の場合は必ずと言っていいほど検札があります。

ここで注意したいのが、Sバーン(近郊電車)やUバーン(地下鉄)に乗る際は、ただチケットを見せるだけでは駄目なところ。必ず乗車前に刻印機を使って日時を印字しないと、不正乗車と見なされて罰金を取られることもあります。

 高速列車の場合は、車掌さんにチケットを見せればOK. 私はジャーマンレイルパスという乗り放題のチケットを使いました。この場合は、列車に乗る前に窓口に行き、バリデーションという手続きを取る必要があります。駅員さんにチケットとパスポートを渡し、使用開始日を伝え、署名をすればスタンプを押してもらえるので、これで手続き完了です。私は早朝から出かけるため、日本の旅行会社に事前に手続きしてもらいました。

 

さて、列車に乗り込みます!

まずはネルトリンゲンへ向かいます。ネルトリンゲンは1500万年前に隕石の落下によって出来たリース盆地の上に作られ、円形の城壁に囲まれた街です。進撃の巨人のモデルになった街として有名ですね。ハガレンの巨大錬成陣のモデルでもあるそうです。

駅から少し歩くと城門が見えてきます。壁は思ってたほど高くはなかったです。さすがに50mはないですね。街の中央には、街のシンボルである聖ゲオルグ教会のダニエル塔が見えてきます。今回はここに上ります!

人一人分ほどの狭い階段をひたすら上ります。これが結構キツイ…確か350段あったかな?体力持っていかれるので、途中で休憩挟みながらじゃないと大変です。上り終わって足がガクガクしました…

この日は風がものすごく強くて、展望台は強風のせいで下見るのが怖い!!でも頑張って上った甲斐あって、街並みはとっても綺麗でした!すごい…進撃の巨人の世界だ…!!

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お次はローテンブルク!

ネルトリンゲンからはオフシーズンだからなのか、田舎だからなのか、1時間に1本くらいしか戻る列車がありませんでした…なのでフランクフルト方面まで行って、高速列車で戻ってくる遠回りなルートを行くことに。3時間くらいかかった気が…

あいにくの雨と風でさ、寒い…!!

ローテンブルクも市壁に囲まれた街で、中世の街並みと絵本の世界のようなメルヘンチックな雰囲気で人気の観光都市です。その街並みの美しさから、中世の宝石箱と呼ばれています。

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お店にはかわいらしい看板がかかっています。パン屋さんだとプレッツェルの形をした看板とか。いろんな種類を探すだけでも楽しい!

かわいらしいお店も見つけました~

 

テディベアのお店

お店の前の大きなテディベアが目印!テディベアだけじゃなくていろいろなぬいぐるみが売ってました。シュタイフもあったよ!ローテンブルク限定ベアもありました。足に紋章とドイツ国旗が入ってた。限定ベアのパディントンがすごく可愛かったんだけど、ちょっとお高くて諦めました…うっ、でも可愛い…

お店のディスプレイも凝っててかわいかった…

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 クリスマスのお店

1年中クリスマスのオーナメントとかが売られているお店です。お店の前に停まってる赤い車が目印です。入った瞬間にクリスマスの世界!店員さんの衣装も可愛いです。お店はとっても綺麗で可愛いんだけど、写真撮影は禁止なので残念…

クリスマスミュージアムが併設されてるみたいなんですが、この時期はやってないのか閉まってました。

時期が近いからか、イースターの商品も少し置かれてました。 

雨が弱まってきたので、ここで町の中心、マルクト広場へ。市庁舎や仕掛け時計が面しています。すごく綺麗な建物で、パッと見は市庁舎には見えないのでびっくりしました。ヨーロッパの建物ってどうしてみんなこんなに綺麗で素敵なんだ…

ここのお隣にある仕掛け時計は1時間ごとに鳴り、人形が動き出します。この人形はかつての市長。敵に街が攻められた際、敵将に「この樽のワインを飲み干せたら街を救ってやる」と言われた市長が、見事に樽のワインを飲み干し、街を救ったという逸話がもとになっているそうです。

 ここから歩いて、旧市街の城壁へ。

プロイセンさんが言ってた、「ローデンブルクの上のとこ裸で一周する規則作るぜー」ってやつの上のところがおそらくここ。街を囲む市壁の一部に上って、街並みを見渡すことが出来ます。WW2で破壊されましたが、寄附のおかげで再建されました。壁には寄付者の名前が刻まれています。

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よっしゃ、上のとこ一周するぞー!と歩き始めたのはいいんですが、陽が落ちてきて途轍もなく暗い!!こわっ!!でもせっかく地図と格闘しながら来たんだし行くぞ…!

行くなら早めに行くことをオススメしますです…

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奥のほうめっちゃ暗くて怖いでしょ…?

 

城門を抜けて、駅を目指します。が!

読めない地図!強まる雨風!鳴り出す雷!働かないぐーぐる先生!途切れるwi-fi

うわああああ死ぬかと思ったああああ

もう勘に頼りつつ歩きました…クラピカも迷ったら右に行けって言ってた!ちょっとすると駅発見。よ、よかったあああ

駅前のショッピングセンターでごはん買って帰ります。が、ここでDB(ドイツ鉄道)の乗り換えアプリが開けなくなるというアクシデントが!まじかよおおおおお

インフォメーションの人に聞いて乗り換え表を印刷してもらえたので何とか帰れました…これ小さな駅だったら詰んでた…良かった…

途中でドイツ人兄ちゃんに電車教えてもらったりしつつミュンヘンへ戻りました。ダンケシェーン兄ちゃん!ドイツ人優しい!(単純)

ところでドイツ人のダンケシェーンって言い方かわいいですよね…!

 

明日はいよいよホーエンツォレルン城です。