ドイツ旅行記3日目

Guten Morgen

ドイツ旅行記3日目です。今日は今回の旅行のメインであるホーエンツォレルン城に向かいます!ここに行きたいがために南ドイツに行く決心をしたくらい行きたかった場所なんです。

ホーエンツォレルン城ミュンヘンから3時間くらい。シュタットガルト駅が最寄駅です。お城は駅からバスで20分くらい…だったかな?離れた丘の上にあるので、バスで向かいます。

このバスの運転手さんがめっちゃ怖かった…

たぶんドイツ語の響きとお兄さんの威圧感のせいなんだと思うけど、「城へ行きたいのか!?なら乗れ!」って言ってるだけなのにめっちゃ怒ってるように聞こえた…

途中でどこで降りればいいのか聞いている現地の方がいたんだけど、答えてる時も怒ってるように聞こえました…ひえええどいつこわい;;

ロマーノの気持ちちょっとわかるわ…

威圧感にビクビクしながらもバスに乗り込みます。窓から街の景色や、丘の上にあるお城が見えてきてテンション上がってきた!

駅前から出ているバスはチケット売り場まで運んでくれます。オフシーズンは本数がとっても少ないのでご注意を。チケット売り場からお城の近くまでは徒歩で30分ほどハイキングするか、ミニシャトルバスが20分おきに出ているので、それに乗っていきます。

お城の少し前で降ろされ、お城までは徒歩で向かいます。少し歩くと城門が見えてきます。うおおおおお…!これぞ要塞!!って感じ!!ドラクエとかに出てきそう!

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ちなみにお城にも種類があります。ホーエンツォレルン城はBurg(ブルク)といって、主に軍事目的のために建てられたものを指します。外敵の侵入を阻止するために頑丈に作られていて、小高い丘や川などに囲まれた場所に建てられているものが多いです。ひたすらゴツい。

これに対して、Schloß(シュロス)と呼ばれるものは、貴族の館として使われたお城を指します。デザイン性を優先しているため、外観や内装が凝っているものが多いです。代表的なのはシンデレラ城のモデルになった、ノイシュヴァンシュタイン城ホーエンツォレルン城と建築時期が近いためよく比較されますが、種類が違うため、全く異なるタイプのお城なのです。

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ね、ごついでしょ?

いかつい造りに兵隊の像とか黒鷲のモチーフとか見るとテンション上がってきますね…!プーちゃんみを感じる…!

しばらく歩くとこんな看板が見えてきます。ここはプロイセン領だよ~って印です。おお…リアル普領…!

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ここから歩いて少しすると、ホーエンツォレルン城が見えてきます。庭には当時使用されていたらしき砲台が。

ツアーなしの見学だとこの庭と地下室までが見学できます。私はせっかくなので、ツアー付きを選びました。ツアーの集合時間と場所はインフォメーション前に案内が出ているのでそこで確認します。ツアーの時間までまだ少し時間があったので、お隣でお土産を見たり、レストランでお茶したりして時間を潰してました。自動販売機もあって、ジュースやビールも飲めます。自販機でビールが出てくるとはさすがビール大国…

お土産屋さんは見てるだけで楽しいですね!あとお金があっという間に消えますね!?使い道ないけどプロイセン国旗買おうか悩みました…あと黒鷲が描かれたポロシャツとか恰好いいなって思ったけど着る機会なさそうなので断念しました…

 

ツアーの時間になったので、集合場所に行きます。いよいよお城の内部へ!

英語でガイドしてくれる人もいるって話を聞いてたんですが、私が行ったときはドイツ語でのガイドでした。ガイドのおじちゃんは英語苦手なの~ごめんね!><とのことでした。可愛い。ドイツ語が分からない人はお土産屋さんで日本語のガイドブック売ってるので、これを読みながら見学するといいかもです。

ここからは撮影禁止です。なのでパンフレットを撮ったものを載せながら、一部紹介しますね。撮影禁止って言ってるのに撮影してる人もいるけど駄目ですよ!!!

壁一面にホーエンツォレルン家の家系図が描かれたホールや、豪華な大広間、サロン、国王夫婦の寝室、肖像画がたくさん飾られた部屋など、見ごたえたっぷりですよ。椅子の背もたれに黒鷲があしらわれていたり、シャンデリアの装飾に家系の紋章が彫られていたりして、隅々まで見ると発見がたくさんあって面白いです。辺境伯の部屋から街の風景が見渡せるんですが、とっても綺麗ですよ~

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ここは大広間。椅子の背もたれに黒鷲が!

あと頭に鳥乗せた人の肖像画見つけたんですけど、プーちゃんの小鳥ってこれが元ネタ?

一番の見どころは、記念展示室です。剣や食器類、勲章などが展示されています。黒鷲が描かれていてめっちゃ恰好いいです。プーちゃんがつけていたらプール・ル・メリット勲章らしきもの(なのかな?詳しくなくてすみません…)も展示されていました。入口付近に展示されているのが、プロイセンの王冠。絵本なんかで見るイメージそのままの王冠ですね。お土産のタオルやらボールペンやらにやたら印刷されてます笑

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あとは、フリッツ親父ことフリードリヒ大王が愛用していたフルートも展示されています。親父好きにはたまらない!有名なタバコ入れも展示されています。クーネスドルフの戦いで、鉄砲の弾丸を防ぎ、親父の命を救ったというあのタバコ入れです。当時の軍服も見れます。上着の右側、4番目のボタンの下に弾丸による穴がはっきり確認できます。

お次は地下へ。貯蔵庫や兵士の滞在室などが見学できます。まさにダンジョンって感じです。楽しい。爆撃に耐えられるように丸天井になっていたり、防護室として使われた感じを見るとまさに城塞ですね。地下なのでちょっと薄暗くて怖いのに、兵士の滞在室で突然音声テープ流れたのでかなりビビりました…怖いわ!!

ホーエンツォレルン城は見た目はシュロスと比べると華やかさはありませんが、内部は綺麗なお部屋や装飾も多くて楽しめますよ。元々は騎士修道会だった影響なのでしょうか、礼拝堂も併設されています。ステンドグラスや天井の装飾が綺麗でした。

 

こんな感じで一通り見学して、帰路に着きました。バスがないので帰りはチケット売り場のお姉さんにタクシー呼んでもらいました。タクシーのお兄ちゃん優しくてめっちゃいい人でした…ダンケ…

滞在予定時間は1時間半ほどかなーと考えていたんですが、気づいたら3時間以上はいました…うっ、さすが普領の聖地…!楽しい…!また行っておさらいしたい。あと今度は春から秋の間にサンスーシ宮殿に行きたいです。